フィリップ=ジョセフ・ブロカール(生年不詳〜1896)
古美術品の修復師であったが、イスラム・ランプの美しさに魅せられ再現を決意。数年間に渡りイスラム・ランプを蒐集するかたわら、基本的なガラス製法やエナメル彩色の技術を研究する。エナメル絵付けの技法上の難点を克服し1867年パリ万国博覧会で発表、エナメル技術者として一家を成す。1873年ウィーン万国博覧会、74年パリの国際展覧会に続けて出品。78年にはパリ万国博覧会で1等賞を授与される。素地全体を覆い尽くすイスラム風のエナメル彩色が特徴。彼のエナメル技法は多くの若手作家に受け継がれ、アール・ヌーヴォー芸術の発展に貢献した。
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