フランソワ=ウジェーヌ・ルソー(1827〜1891)
1827年、パリ生まれ。父は陶磁器の製造販売店経営。店で働くかたわらセーヴル磁器工場でデザインを担当。1850年、父の店を相続するがセーヴル工場での仕事も継続。この頃、熱心な日本美術愛好家であった画家フェリックス・ブラックモンに出会い強い影響を受ける。1867年、日本風花鳥柄のテーブル・ウェアをブラックモンと共同製作。同年、自身の工房を開設。弟子のウジェーヌ・ミッシェルらとガラス装飾の試作を開始する。1870年から80年にはアール・ヌーヴォー運動の先駆的立場で活躍、熱烈なジャポニスムとして日本風、中国風デザインのガラスを多数製作し、パリガラス工芸界に大きな影響を与えた。1885年弟子のレヴェイエに工房を託して引退、1891年に亡くなるまで悠々自適の製作を続けた。
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